当社の特徴

グループ現代は、創立以来55年を越える歴史を有する経験豊かな総合映像制作会社です。
業務内容も、ドキュメンタリー映画、テレビ番組、広報・教育映像、展示映像、DVD、動画コンテンツの制作まで、多岐に亘っています。
「農薬禍」という環境破壊を告発する記録映画の制作を嚆矢とする当社は、映画、テレビを問わずドキュメンタリー映像の制作を主要な活動の一つとしています。2022年には、NHKの「ETV特集 玉砕の島を生きて」が、日本放送文化基金賞、ギャラクシー賞、ATP賞、石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞などの最優勝賞、優秀賞に輝くなど、高い評価を受ける作品を輩出しています。

自主製作、自主上映を前提に制作している映画では、取りあげるテーマも多岐にわたり、環境分野では「自然農」、「センス・オブ・ワンダー」などの問題作、林竹二先生の「授業」の実践記録など教育関連の多数の作品。被爆、原子力問題をテーマに取り上げた「HIBAKUSHA-世界の終わりに」「六ヶ所村ラプソディー」「ミツバチの羽音と地球の鼓動」三部作は、国内外で大きな反響を呼び起こしました。受賞作品も多数に上り、長編記録映画「SAWADA」(1996年)が毎日映画コンクール文化映画部門グランプリ、キネマ旬報文化映画ベストテン1位に輝いたほか、定時制高校生をテーマにした「月あかりの下で」(2010年)、地域医療をテーマにした「医す者として」(2013年)、通信制中学で学ぶ高齢の生徒を取材した「まなぶ 通信制中学60年の空白を越えて」(2017年)が、文化庁文化映画部門優秀賞を受賞、また、制作と共に配給上映活動にも実績を積み重ねています。2023年には「うつろいの時をまとう」を自主製作、全国の映画館での上映を実現しました。

当社の重要な柱であるテレビ番組の制作に関しても45年以上の歴史を誇っています。企画性を重視したドキュメンタリー番組の制作から出発し、民放及びNHKのドキュメンタリー番組、情報系番組を始めとして、海外取材番組、スタジオ構成番組、スポーツドキュメント、美術番組、教養番組、特殊映像を駆使した番組、長時間生放送など、多種多様な番組制作にかかわり、その裾野を広げてきました。1990年TBS「そこが知りたい 東京の!晩ごはん」、2000年NHK 「ETV特集 エンデの遺言~根源からお金を問う~」でギャラクシー選奨。2002年フジテレビNONFIX「在日親子~日本で生きるということ~」で全日本テレビ制作者連盟ATP賞ドキュメンタリー部門最優秀賞。2016年フジテレビ ザ・ノンフィクション「円丈vs老い」ATP賞ドキュメンタリー部門優秀賞を受賞。2018年にはBS1SP「ラップと知事選」がATP奨励賞のほかにメディアアンビシャス賞を受賞。高い評価を得た作品を数々作り出しています。

独自企画番組にも力を注いでいます。2009年にはインタビュー番組「あなたが主役 50ボイス」を企画提案、NHK総合で定時番組化。BSプレミアムで定時番組化し独特な視点の科学番組として評価される「フランケンシュタインの誘惑 科学史謎の事件簿」。2022年に企画開発した「エラー 失敗の法則」など、ユニークな企画力のある会社として、テレビという表現メディアの中で、独自性の追求と、新しい可能性に常にチャレンジしています。
最近では映像表現の多様化に対応し、動画コンテンツ制作、配信も手掛けています。
スタッフの育成にも力を注ぎ、2010年、2011年、2017年にはATP新人賞を受賞。2014年にはATPの若手映画プロジェクトとしてドキュメンタリー映画「ミタケオヤシン」の企画、制作、上映を実現。次代を担う映像クリエーターの育成でも、大きな成果をあげています。