パンサー尾形貴弘が数学の難問を大真面目に解説する「笑わない数学」。
今回は「カオス理論」。数学で未来を予測することはできるのか?
天才たちがたどり着いた結論とは。
かつて数学者はこんな確信を持っていた。
数式を使えば未来を予測できる、と。
たしかに天体の動きや、投げたボールの軌道は予測できるように思えた。
しかし19世紀末以降、その信念をくつがえす事実が次々に発見され、
世の中の多くは予測不可能だということが、数学的に明らかにされていった。
わずかな誤差が急激に膨れ上がり、結果が予測不能になる「カオス」。
サッカーのシュートに隠された「カオス」の謎にも迫る。